最後のエンジンなので、最善を尽くす為、静岡のアールズにて燃調を取りまし た。
・さすがに、まともに燃調を取るとハーフスロットルから全開までかなり安定したアクセルのつきになります。
・しかし、結局この5000-6000rpmのトルクの谷は燃調では取れないようです。ファンネルや、カムの仕様、バルタイからも、こんなところにトルク
の谷が出来るのは不思議な感じがしますが、これを正に進めて行きたいと思います。
・結局、吸気、排気、本体の全てが影響するからこそ、ワンオフでしか燃調は合わせられないものなのですね。皆さんも燃調は一度はきちんと合わせてもらった
方が早道ですぞ、きっと。
・さて、DYNAPACKでの後輪取り出しトルクは、上の図のようなもので、だいたいイメージ通りですね。摩擦ポンピングロスが25PS程度ありますの
で、合わせて150PS弱といったところでしょう。個人的にはもう十分。
・最大トルクが4500rpm、最大出力7700rpmであるのは、ショートサーキットでは都合が良いのですが、この5000-6000rpmでのトルク
の谷が2速の立ち上がりの吹けの悪さの原因です。又、2、3速で加速していき、6000rpm付近でシフトアップするとアフターバーンが少し出る時があり
ます。どうしたら改善できるのかが、最後まで残った課題ですが、まあ、そのうち気が向いたら又、エンジンに戻ってくるかもしれませんが、今後は当面サスペ
ンションです!
●基本パラメータ
・一気筒排気量:397cc
・インジェクタ噴射量:235cc/min(92後期純正)
・レブリミット回転数:8500rpm
・T-VIS回転数:4650rpm(使わないので適当で良い。但し、86後期ECU、又はその
AT車の場合は、T-VISソレノイドをエンジンW/Hに接続した方が良いようだ)
・アイドル燃料カット回転数:1850rpm
・ノーマル吸気圧なまし量:0.800
・アイドル吸気圧なまし量:0.100
・噴射時間なまし量:0.800
・点火時期なまし量:0.200
・吸気圧ピッチ:25mmHg(E&Eの浅原さん曰く、25mmHgピッチでは細か過ぎて学習時面
倒なだけだという話もあるそうだ)
3.Freedomの点火時期設定、噴射量マップ、スロットル開度マップ
・今回、初めてまともに燃調を取ってもらった。
・Freedomの浅原さん推薦の静岡のアールズは、DYNAPACKで燃調を合
わせてくれます。
・まともな機材で燃調を取ると、アイドルと低速の減速時(ぎくしゃくしますが、これも自作のアイドル吸気圧でのスロットル補正の関係でしょう)を除く全域
で安定し、乗り易くなりましたねー。
・そうそうアールズさん、「点火時期は、高回転側で少しノッキング気味なので落とした」と云われてましたが、データ上は変化がありませんぞ?
・帰宅後、通常使用では低速トルクが出るのでファンネルにスリーブを入れています。この時期、エアコンON時にはやはりスリーブは必須ですね。
・今回、負圧の安定の為に、新たにノーマルのウォータバルブを使って水温でアイドル吸気量を変更できるようなキットを追加したので、そのうち、繋いで行き
ます。現状は、個人的に引いた自作のアイドルアップと吸気圧で干渉するので、取りまわしをキットに合わせて全面変更する予定です。
・あと、エンジンマウントも、強化を止めて Mr.怪人クーノ仕様のトルクロッド+ノーマルマウントに戻そうと思います。
アールズでDYNAPACKで燃調を取ってもらったオリジナルデータ rsorijnal.xls