走に走できない

'01.12.9.


さて、エンジンを降ろそうかと思ったらリフターのシリンダオイルが抜けてる。
そういえば、要さんがオイルが漏れたと言ってたな、こんなに早く自分が使うと
は思っていなかっただけに、買った甲斐があるというのか、むなしいというか…

今回、お手伝いに来ているマコト君が、
タービンオイルを1Lほど注入している所

さあ、エンジン降ろそう・・



・エンジンを持ち上げるマコト君。妙に嬉しそうなのは自分のエンジンではないので人事だから(^^;
・いつもながらここまで辿り付くと、もうあとは終わったような気がするものだが・・・。
・今回は、夕方に始めたので、エンジン降ろしたらもう晩御飯時になってしまった。


・降ろしたエンジンをエンジン台にセット。
・斜めになっているのはオイルを抜いているからです。
・オイル漏れ無し、心配したブロックのいい加減な塗装からの錆びも皆無。
・くっそー、外観の調子は完璧なのだが・・・。
・焼肉屋さんがお隣なので、そこで腹拵えしてからピストンを抜くことにする。


・夏に蓋したばかりなので、エンジンオイルパンを取るのに一苦労。接着が強いのも考え物だ。
・又、タイミングベルトのアイドラプーリーのスプリングの与圧支持のブロック側への圧入ピンが、またしても脱落し、ベルトカバー内に落下していた。
・これは困った。なんとかクランクプーリーは外さずにこのピン相当を上から刺し込んでアイドラーのスプリングを効かさなくては・・・。
・さて、怪しい#4ピストンを抜いて見ると、割れてはいなかったが、爆発側の側面に凝着の跡が痛々しく(と言っても、この状態で私はずっと乗っていたわけだが)残っている。
・ピストンセカンドリングはピストンが溶けて変形し、もはや摺動していなかった。棚落ち寸前ということか。
8月、9月の燃料が濃すぎたころのエンジンオイル希釈で油膜切れを起こしたのか、その後の燃料希薄で異常燃焼し、高温にさらされたのか。ピストン自体の色はそう高温履歴のあった様子も無く、ハードノックを起こしたような跡も無いので、冷却水不足による高温と、潤滑の問題なのかな。


・その#4シリンダを見るに、確かに若干の縦傷はそれはあるのだが、触感上は別に滑らか。
・特にこれでボーリングし直すほどにも思えず、そのままピストンだけ交換したいと思います。
・心配なのは、今回、燃料系を外した際に、燃料系に高圧が掛かってなかったこと。
・プレッシャーレギュレータがおかしいのかな?フィルター、燃料ポンプが又壊れたとか・・?


・#3ピストンを外すと、おお、セカンドランドが割れている。
・ピストンの側面方向の凝着は、爆発側だけでなく、反対の方にもあり。相当、潤滑環境の悪い時期があったようだ。


・#1ピストンは#2より、明らかに側面の傷が多く、凝着手前と言った感じ。
・#2ピストンはそのまま使えそうだが、3本+ピストンリングで十二分に高コストなので、もうついでに買うわね・・・。

  • というようなことで、今週早々にピストン、リング、燃料フィルター(折角エンジンが無くて快適に交換できるので、ついでにまた交換しておこう)を買い入れに出し、次の金曜日にエンジン組んで、土曜には載せ終わりたいと思います。

  • 尚、AE111ピストンを無加工で使用する場合、十分な注意が必要です

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