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魔がりてを吹く

'03.7.11.

なんでやねん
For crying out loud.
Save us! Bollocs!
最終完成状態に白衣は見えず



さて、先週組んだエンジンを、6月29日に載せてエンジンを掛けたところ・・・。

なんということであろうか!
おお、神よ!
白衣の天使は、即、白煙をお吐きになったのです。

たった、2Km・・・走行してアイドルで停止すると、後の窓からもくもくと白煙が立ち昇り・・・。
そのまま、ガレージへ直行ということに。

・翌週7/5、朝からエンジンヘッドを降ろします。
・どう考えても腰下に問題がある筈が無い。
・あったとしたら、削り過ぎたピストンの頂部に孔でも開いていることぐらいだから。
・降ろしたヘッドの後、白衣の天使は何気にそのまま。ピストンにはオイルが付着するのみ(でも、4気筒全部・・????)。


・降ろしたヘッドを詳細に調査。
・どこをどう見ても問題が無さそう。
・RSKの親父さんに見てもらうも、どう見ても問題なさそう。
・ずっと見ているとお互いにバルブの傘が曲がっているようにも感じてくるんだけど、定木を当てても、回転させても曲がりを認められず。
・さりとてヘッドのガスケット側を擦っても歪みも感知できず。
・ヘッドガスケットのオイルギャラリーに漏れた様子も無く。
・今更、バルブステムシールの圧入に失敗するわけもなく。
・原因が判らない・・。


・ヘッド燃焼室側。
・やはり、4気筒共にオイルがしっかり入っている。
・でもどこから?
・考えられるのは、
1.バルブステムシール
2.ヘッドガスケット
3.オイルが上がりすぎ(AE92後期ヘッドで腰下AE101.ヘッドリターンホースを使わなかったのは今回が初めて)。


・しかし、どうみてもバルブステム側から漏れてきたとしか思えない燃焼室の汚れ方。
・特に、排気側から?
・シリンダヘッドとバルブステムの間が、過酷な状況下で隙間が出来た?
・あるいは、バルブシートの間?(でもここはオイル流路は関係無いか)


・仕方なく、
1.バルブステムシールを2Km走行ヘッドから取り外し、予備の92後期ヘッドをOHして移植することにした。
2.ヘッドガスケットは、オイルギャラリーの問題は到底考えられないのだが、最低なことにならないように、又、新品のTRDメタルを購入した。
3.オイル上がり過ぎに関しては、他に大勢のAE101腰下換装ユーザーがいるので問題無いはず(今回も同じ仕様のヘッド)
で、トライすることになった。
・折も折、会社の都合で出かける羽目になり、豊橋のN西氏が、HKムラ氏のバケットシートレール加工の手伝いに着ていたマコト君を助手に(足でまといに)使って、その間に新ヘッドを組んでくれることになってしまった。
・結局、21:00頃にバルブ摺り合わせ+組み付け終了。その後、夕食を取り、帰宅した私が加わって、バルブリフタのシム合わせ、ヘッド搭載。その他、補機組み付け、バルブタイミング合わせ(組み付け位置合わせのみ、今回は110、110degに合わせた見込みのみ、バルタイチェックは省略)を経て、エンジン始動したのがAM3:30過ぎになってしまった・・・。
・N西氏は、うちの危険な照明灯で火傷を負う羽目に成り、なんとすまないことでありましたでしょうか!・・。
・お二人のご協力で、なんとか元に戻りました。改めて感謝感謝の雨あられでございます。


先日、慣らしで100Kmほど走りました。
吹けあがりの遅さはしょうがないものの、普通です。
燃調もほぼ合わせました。

・ラジエータの水が少し減るようです。
・やはり、N西氏指摘の、ウォーターインレット×シリンダヘッドのパイプの下のOリング部から若干漏れているようです。
・Oリング交換をそのうち実施するつもりです。

今後、又、新たに燃調を取っていき、この'03年仕様で'04年を迎えられるように頑張っていきたいと思います。

かしこ。


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