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衣の使にり得るか

'03.6.22.

クーノ邸から盗掘して来たエンジンを組み立てた。
今回は思うところもあって白いブロックにしてみた。


・クーノ氏宅に、幸いあると人の言う。
・早速、幸いを拾いに出かけた。
・今回の盗掘は、AE101のATセダンに載っていた、非常に程度の良いエンジンと聞いた。
・クーノ氏に、手持ちの14"アルミ(BSのジータだったか)を差し出して物物交換を行なったのであった。


・ばらして見ると、確かにスラッジはほとんど無く(走行距離年数に比して)、これは程度が良い。
・ヘッドその他はクーノ氏の次期エンジン用に取っておき、腰下のみ頂いた。
・それにしても、クーノ氏、KP61をAE111の20VのAE86に換装して大した時間は過ぎていないが、もうAE101の4A-GEが2基、ノーマルの4A-GEが1基スペアであるのはどういうことなのであらうか・・・。


・早速、ヘッドを組み始めた。
・早々、おお、なんとバルブステムシールが8個しかない・・。
・気が付いたのが共販が閉まった18:30頃。
・これではインテーク側しか組めない。バルブの摺り合わせを念入りに行なうも、やることが無くなる。


・仕方が無いので、夜は強い阪神のナイター中継を聞きながら、シリンダブロックに色でも塗っておくかと、重い腰を上げた。
・手持ちの塗料がウレタン系水性塗料しかなかったので、白にした。
・なんか妙に合っている。今回の主旨に沿う、白衣の天使系エンジンになりそうで良い鴨・・・。


・今回、そのまま組むことにしたAE101の腰下。
・しかし、さすがに先のこともあり、早速ピストンにインテーク側のバルブリセスを切った。
・だが、まだ、完全には逃げることは出来ない。ので、バルブタイミングは110±5degの中で調整をすることにする。
・ピストンも磨くと、新品のようになった。スラッジが大した事が無かったので、ワイヤーブラシ+ガスケットリムーバーで仕上げた。


・AE101の腰下にAE92後期のヘッドになるので、エンジンMtgの横の邪魔なピンを抜く事が必要(RS加藤で聞いてきた)。
・そう簡単に抜けないのではと思ったが、CRCを吹き、大きめのプライヤを使うと、RS加藤のおやっさんの言うように簡単にひっこ抜けてしまった。


・翌日、RS加藤に出かけ、不足分のバルブステムシールを購入。
・早速、ヘッドの組み立てに入ったが、突然難問が。
・このヘッド、OHが3回目。ということは、バルブの摺り合わせも3回実施。
・すると、さすがにバルブリフターのシム厚みが薄くなってくる。
・今回、およそ6枚のシムが厚過ぎて使えず、手で削る羽目に・・。


・手で削ると簡単に言っても、0.1mm近く削るとなると、並大抵のことではない。
・耐水ペーパー、砥石を荒並細と総動員し、ひたすら削りまくること3時間。やはり早めに寸法だけ確認して買っておけば良かった。
・ああ、これで今週はやっぱりエンジン搭載できないとあきらめた瞬間でした・・・。


・完成したエンジン。
・今回のバルタイは、IN、EX共に、組み付け状態では106degとした。
・叉、カムシャフトを良く見ると、IN側はHKSの272degで、リフトは7.2mmだと思っていたが、なんと8.3mmだった。
・うーむ、だからピストン干渉したのか、先回のエンジン。今回も、タイミングベルトが伸びて来ると心配があるなぁ。


・完成したエンジン。
・折角、白衣をまとったが、こちらの面視では補機が多くてほとんど見えない。車載時はもっと見えないが。


・さあ、これで後は車両に載せるだけ。しかし、忙しいので来週載せる暇があるかどうか・・。
・家族サービスも最近やってないし、父の日の無礼講も2週続くと、そろそろ肩身が狭い今日この頃である。

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