[調整日記に戻る]
[BEFORE] [NEXT]

FREEDOMのータの中身のEXCEL化

'02.10.12.


FREEDOMデータを、エクセルに落とす方法を(誰でも分かっているとは思いますが)マクロもセットで。


1.FREEDOMデータの取り込み方

・WINDOWS版について書いていますが、DOS版でも同じだと思います。

・まず、Cドライブの中(インストール時に指定した所に依存)のFCSSWINフォルダを開きます。


・その中の、各自のフォルダから、EXCEL化したいフォルダを選択。
・例では、4thjn40.FCP(***.BAC はバックアップファイル)をコピーし、デスクトップなどに貼りつけます。
・データの保存から、必ずコピーしておいた方が無難でしょう。


・次に、デスクトップに置いたデータファイル(4thjn40.FCP)を、一旦、***.txt(例では4thjn41.txt)と書き換えます。
・すると、左の図のように、txtファイルの画像に変わります。

2.テキストデータをEXCELファイルに

・取り込んだテキストを、EXCELで開いて、EXCELデータファイルとして保存します。

・テキストファイルを開き、下の方を覗くと、例えばIJM=(燃料噴射マップ)が、このように記述されています。
・しかし、途中で改行されているので、このままでは普通には見られません。そこで、EXCELに取り込んで、改行し、整理(エンジン回転数とバキューム圧の表など)して見たり、他のFREEDOMデータとの比較をしたい、というのが今回の主旨です。


・EXCELのBOOKを開き、新規ファイルを開くから(ファイルの種類は全ての種類を選択)、先ほどの「jn4th40.txt」を選択すると、左のようなダイアログが出ます。
・元のデータの形式のところを、「カンマやタブなどの区切り文字によって・・・」にチェックを入れて次へ。


・その次のダイアログBOXの画面で、区切り文字のところで、カンマにチェックを追加します。画像のように、例示されているデータ表の下の方を見ると(右側のスライダーを下に)、各データが線で区切られている状態になっているのが正しい状態。
・この状態で完了です。


・すると、このようにテキストがEXCEL表として取り込まれています。
・先の、燃料噴射の箇所を見ると、このように各セルに取り込まれています。
・これを、ファイル/名前を付けて保存、で、ファイル形式をMicrosoft EXCELブック(*.xls)で、適当なファイル名にして保存します(例えば、JN4TH40.xls)。


・出来たEXCELで、データを移動し、エンジン回転数、バキューム圧などの標題を付与したら、左のようになります。
・データ中、IGT=;点火時期マップ、IJM=;燃料噴射マップ、THM=;スロットル開度マップ、ECM=;エコノマップ、です。
・各マップは、先に書いたように、テキストのままでは途中で改行されているので、EXCELでFREEDOMの表示画面を参考に並べ変えをする必要があります。
・そこで、それが面倒なので、マクロを使って処理を自動化したEXCELを作っているので、参考に紹介します。

3.EXCELのマクロを使う

但し、私のEXCEL BOOK(freedom_data.xls)は、吸気圧ピッチをあらかじめ、50mmHg→25mmHgに変更しているので、50mmHgでお使いの方は、マクロは生成されたテキスト領域が合わず、使用できないと思います。簡単なので、マクロで作業を記録さえすれば、どなたでも初回だけ手作業すれば後はマクロで自動作業できますよ。
・又、もっとイカした「全体作業を自動化したもの」には、AE86と4AGのTAKA8さんのホームページ(情報室)にネル&TAKA8さんがマクロが自己解凍プログラムを置いていらっしゃいますので参考に。
・尚、吸気圧ピッチの変更の仕方は、まず、変更したいデータをFREEDOM上で開き、環境設定で0番を選択すると、隠しコマンドが出てきます。但し、各マップは全部データの半分(0〜1600mmHgまでの50mmHgピッチのデータが0〜800mmHgの25mmHgの間に書き込まれるので、先にデータを記録しておき、手で全部打ち直す必用が生じます。その辺りは、86野郎さんのホームページのこのページなどを参考にしましょう。

・まず、freedom_data.xlsをダウンロードしてください→デスクトップや各自設定のフォルダなどに保存する。

・次に、そのfreedom_data.xlsを立ち上げ(マクロを来てきたら使う、そ選択)、先に作成していた、FREEDOMデータをテキストファイル化したもの(例ではjn4th40.txt)を選択し、開きます。
・選択する際、ファイルの種類は「全てのファイル」にしておきます(左図)。

・そこで、以前2.で述べたやり方で、EXCELファイルで開きます。
・その開いたファイルの全体をコピーします(Aと1の隣の全部選択ボタンを右クリックしてコピーするのが簡単)。


・次に、EXCELの先にテキストで開いていたEXCELを最小化し、元のfreedom_data.xlsのシートにテキストファイルから呼んでいたEXCELデータを全部を貼りつけます。


・その後、freedom_data.xlsの上のツールバーから、ツール→マクロ→マクロ(M)を選択。


・マクロ名「freedom_data」を実行します。
・その際、マクロの保存先は、freedom_data.xlsにしておいた方が無難です(開いている全てのEXCEL BOOKにこのマクロが貼りつけられる場合があるので)。


・マクロの実行により、左図のようなマップを修飾した格好のEXCELファイルが出来ます。
尚、この出来あがったEXCELを、必ず別名保存で各自の好きな名前にして保存してください。別名保存しておかないと、常に、freedon_data.xlsの中身だけがどんどん差し換えられるだけになってしまい、比較データが残せません。


・本件に関し、何か質問があれば、メールでお願いします、あまりお役には立てませんが・・。
 

4.実際の例


[調整日記に戻る]
[BEFORE] [NEXT]
inserted by FC2 system