先回の、衝撃のリバウンド量を改善すべく、作業に取り掛かる。
1.リヤサスペンション
・まず、コイルを変更する。やや硬過ぎるのだが、7[Kgf/mm]のものにすると20mm程度車高を落とせる。
・次に、ダンパーの上部にワッシャーを挿入し、5[mm]ほど全長を増加させる。
・さらに、1W状態で、サスペンションアームブッシュを全部緩め、再度締結。
2.フロントサスペンション
・単純にばねを固めれば良いが、手持ちは9[Kgf/mm]である。
・リヤとのバランスが取れないが、そのまま車高を10[mm]程度落とすことにした。
3.結果
・下記の@、AのA、B寸法の差(実際はホイールセンターではないところで基準を取っています)が、
空車〜フルリバウンドまでのサスストローク。
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・まだフロントが不足しているが、これ以上車高を下げるには、もはやコイルばね定数を上げないかぎり、バウンドストッパの無い我が車高調整ストラッ トの場合、バンプ時コイルが線間密着してしまうのだった・・・。
・走行してみると、山の奥でフロントからゴトゴト音がする。うげげげげ、やはりフロントが線間密着?かと思い、スロー走行すると、何やらタイヤが回
転するたびにゴトゴトと。さては?と思い、ハブナットを見たら、やっぱり全然締まってなかった。危ない・・、車高調整後にナット締めてなかったのね、危う
く死ぬところだった。それにしてもハブのスタッドボルトが折れたり螺子を舐めたりしてなくて良かった。さすがに山の中で車載工具だけでは、前後のスタッド
を間引いたり、嵌め替えたりは難しいからな・・・。
・で、心も締め直して走り出すと、今度はリヤからゴトゴトと音がする。なんだ?と思って下回りを見たら、排気管がリヤハウジングのアッパアームブラケット
と干渉している。常に車高が落ちているので、以前より近付いてしまったことが原因。これは対処はそう簡単ではない(排気管を吊っているOリングを、全体の
各部の隙間が小さい場合、全体を見ながら調整するのは結構骨が折れる作業)ので、Oリングを左右側を一本新品しておいた。これで常時干渉はしなくなったの
で、まあ、当面は良しとすることに。
・では、しばらくこの仕様で確認していきます。