AE86は2度死ぬは勘弁して欲しかった

'99.11.21.

・なんと11月15日に東名高速日本坂を越えたらエンジン爆発(^^;
・富士川の手前でなんかボンネットの隙間から白煙が出ている気がして、まさかと思ってSAに入ると、ノーブレーキでは!
・これはインマニ内も正圧になっているようだ、一体どうしてしまったんだろう。
と、ボンネットを開けると、あ〜あ、オイルだらけ…。
・とにかく思いっきりハンチングするエンジンだが、シフトをニュートラルに抜いて思いっきりブレーキを掛ければなんとか止まれるのでオイルを継ぎ足しながら走行することにした。ウエスでエンジンルームを拭いて、なんとか2Lほど無理矢理オイルを入れまくり出発。
・高速の料金所ではあまりの落胆でインマニに負圧無いことを忘れていてあわててエンジンカット、1m行き過ぎて止まる。恥ずかし…。


・やはりピストン棚落ちのよう。先週、山中湖まで往復600Km走行し、今回、また250Km走行したので、通常の4ヶ月分を3日で走ったのが災いしたのだろうか。
・もはや燃料系の異常は明白、今度こそ廃車になるのか?と気もそぞろ…。

・仕事の途中だったので、お昼に出先の事業所の目の前の修理工場に預けて様子を見ることに。
・「エンジン脱着で7万、修理で30万。」と言われては廃車にしろと言われているに等しく、仕方が無く積車で運ぼうかということに。
・ところが、その夜、車両を取りに行くまでにその積車の費用の3万円がばからしくなってきた。
・あいにくの大雨の中、工場に行くと、#1、4シリンダの圧縮比が5、#2、3シリンダも10.5と低いと告げられる。やはりピストンか。#2、3の圧縮が低い理由がよくわからないが、いずれにせよ開けて見るしかない。
・点火プラグは不思議と4本共問題がないように見える。
・普通、ピストンが棚落ちすればそのシリンダのプラグは真っ黒だと思うのですが。

・工場の社長に、なんとかここまで来たからオイル足せば戻れるカモ、と安易な事を言い、またオイルだけ5L買う。出張先で見つけた隣の係の係長を見つけ、帰社を遅らせろと脅して後ろを伴走させることに成功、やや気が楽になる。
・工具箱とハロゲン灯だけはいつも積んでいるので、仕方なく夜の大雨の下、エンジンのハンチングとバキュームの無いインマニだけは修理したいと考えた。
・スロポジ、バキュームセンサーと見ていくと、どうもインマニが大気開放になっている感じ。インマニは92後期エンジン換装時、いろいろトラブって小孔があいてもしかたがないような事をいっぱいやっている。しかし、今からさすがにインマニ外しをこの大雨のボンネットの下で行うわけにはいかない…。てなことを考えているうちに、一本ふらふらのものがあるでは。ああ、これはバキュームユニオン…。見ると以前のエンジン爆発の主原因と思われる高回転デトネーションの影響かネジ部がガタガタになって削れてただの孔と化している。1mm残った段差に、ユニオンをハンマーで叩き込んでスパナでセルフタッピングする。スパナが入らず、表裏使い分けても一度に15degずつしか回らないがなんとかねじ込みに成功。エンジンの異常ハンチングだけは止まる。スロポジも常時ONにしていざ出発とあいなった。

・一旦高速に乗ると、100Km/hr定常ではなんら問題無く走行できるので、つい壊れていることを忘れそう。30Kmでのオイル消費200cc未満だったので、その後120Kmで確認し、社には寄らず直接帰宅した。

・んでもって、本日ヘッドを降ろして状況を確認しようと思いばらばらにし始めたのですが、冬の日が暮れるのは早く、2時半からの作業ではさっぱり進まなかったのであった…。


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