ムをやっとAE86用にしたぞ

'99.5.1.

やっと以前の自分の86用4A-GEのカムに付け替えた。


92後期の232°カムから86用の240°カムに変更

・ついに86カムに戻す日が来た。
・場所は、私が降ろした86の4A-GEを(無理矢理)貰って頂いているクーノ氏の自宅。そこはすでに鉄骨で屋根が組まれ、ちゃんとチェーンブロックレールまで付いているのであった(^^;
・今回はZAKIさんの86も、86カムからTRD256°カムに差し替えるのであった。

・先日のゴルフのエントリーフィーの浮きで買ったスライドプーリー。
・HKS製を消費税込11400円で購入した。
・お金が無いので一個だけ、もう片方はK氏自作品をカルベー氏のエンジン換装が何時になるか判らないので取り敢えず自分のに付けてしまった。わっはっは、許せ。

・手前がK氏が旋盤で削って作り出したスライドプーリー。
・そのスライド固定ねじが4T強度の長さをワッシャで調整していたことから後程やや困った事が発生(^^;
・@スライド固定時、ボルトねじ切り。実は同じモノを「私用」しているZAKI氏はボルト見た時に、即、心配で高強度ボルトに交換しておった。
・Aボルトが一本ワッシャ入れ忘れでエンドカバーに干渉、エンジン始動時に叩き音発生、「ひょっとしてカムのシム打音か?」と一瞬暗い気持ちになったが、良く見るとエンドカバーに銀色のレコード溝が出来ているではないの。ボルトを短くして対策。
・今回のカム変更で、シム調整が大変と思われたが、インテークの1番シリンダが0.08、0.07mmで既定値(0.20±0.03)外れであった以外は全部規定内であった。そのシム交換も、K氏所有のトヨタ純正SSTのお陰でカムを付けたまま交換出来たので劇的に時間は短縮された。SST万歳。

・ところで、今回タイミングベルトカバーを外して見ると、カバー内が黒色粉で一杯になっており、ベルトの幅がスリムになっている(^^;
・どうもベルトテンショナーのSPRGの引っ掛け部が干渉しているようだ。ペンチで曲げる。
・ところが後でそんな問題では無い事がわかる。

・ZAKI氏曰く、「テンショナーが全然効いてない。」
・ベルトが長すぎるのか?SPRGが長すぎるのか?そうこうしているうちにアイドラプリーの裏金に引っかけるテンションSPRGの反力を受ける、裏金の回り止めのスタッドがエンジンブロックから抜けていることが判った。
・スタッドの裏金側の加締めが取れ、スタッドがエンジンブロック(本来、左図の赤い矢印のボスに刺さっている)から徐々に抜け回転フリー状態となっていたようだ=タイミングベルト張力0で走っていたのか、よくもまあ、切れずにいたものだと、ベルトに敬意を表してそのまま組んだ(^^;

・ZAKI氏は、これまたカルベー氏のエンジン換装がまだ未定なので、取り敢えずその時組む予定のTRD製256°カムを入れた。
・アイドルが不安定になり、5000rpm以上でしかトルク感が無くなってしまったが、バルブタイミングと電装系の調整でまだ改善の余地はありそう。今回は私も86カムに変更し、ZAKI氏の360°分度器でバルブタイミングはイニシャルのままの240°で調整させてもらった。

・手前がZAKI氏86、向こう側が私の86。
・良いお天気であった。こんな日を潰させてしまってクーノ氏(その奥方)申し訳ない!

・今回、クーノ氏のものにしてもらっている旧86の4A-GEからカムを取ったので、ついでにヘッド回りを分解、洗浄することにした(と言ってもクーノ氏が分解していたのだが)。

・カムカバー内も、上記ヘッド回りもスラッジらしきスラッジ無し。
・ああ、92後期のエンジンがこうだったら、私は洗浄無しでそのまま換装したでしょうに…
・この後、カムカバー部品等と一緒に「漬け置きマジックリン」で洗浄した。

・1番シリンダーの水回りが漏れていたようで、バルブが錆びていた(左図の右上コーナー部)。
・ヘッドガスケットも相当痛んでいた。メタルガスケットが正しい方向であったのは間違い無いようだ。
・左図はクーノ氏作、バルブの分別棚。


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