・ある日、何気なくミンカラの
記事を読んでいたら、AE92のヘッドランプのリフレクターは、AE86 のヘッドランプにそのまま付くという、驚愕の事実が載っていた。
・左ヘッドランプの曇りで悩んでいた私は、それは、すぐにでも検証するしかないと思い、92のヘッドランプを中古で探して購入してきました。
・まず、レンズを筐体から外さないとどうしよ
うも無いので、接着剤を剥がすために、ドライヤーで暖めながらこじ開けてみました。
・すると、なんとかこのようにレンズを外すこ
とができます。
・あとは、リフレクターを取り出すのですが、これは、一箇所梃子になっているリフレクターの裏の樹脂クリップの先を壊し、2箇所の光軸調整ネジを、リフレ
クターが前に出る方向に回し続ければ、簡単に外すことができます。
・同様に86のヘッドランプのレンズを取り外
しますが、ドライヤーで暖めているのでは効率が悪いので、今度は熱湯に浸けます。
・すると、このように簡単(でもないが、ドラ
イヤーより遥かに手軽るに)にレンズを外すことができます。
・上の92と較べると、リフレクターが金属で、鍍金がかなり痛んでいるのがわかります。これでも、86の後期用のヘッドランプですから、前期はもっと酷い
状態になっているのでしょうね。
・ついでに、作動しなくなった光軸調整器を取
り外します。出てきた凸形状の先を、ペンチで回してやれば、簡単に光軸を調整することができます。
・車両搭載状態で、手が入らない場合は、一旦ランプユニットを取り外してやれば、問題ありません。ヘッドランプの脱着は簡単ですから・・。
・見てください、洗浄後のリフレクターの輝き
の差。
・上が86、下が92です。92は樹脂製であるが故に、配光に良さそうな立体形状になっています。
・次に、昔
から謎の物体を取り除きます。
・86の筐体の内側で、リフレクターの前に乱反射防止の為に?塗ってある厚塗りの塗料のようなもの(左の写真の黄色いもの)が、経年で粉を吹いて、レンズ
内を埃のように舞ってレンズ、リフレクターを汚しています。
・ドライバーなどで丹念に削りとり、洗剤で洗い流してやりましょう。
・そのまま流用できる92のリフレクターです
が、86のヘッドランプの筐体で一箇所だけ改造が必要なところがあります。
・2箇所の光軸調整ネジでリフレクターを稼動させるのですが、その時に梃子になる部分の樹脂クリップ。
・左の写真が86のものですが、元々鉄板のリフレクターを92のやや厚みのある樹脂リフレクターに交換するため、クリップの爪の先を、その厚みが増した
分、カッターで削ります。0.5mmくらいでしょうか?リフレクターを当てて、丁度爪が広がって抜けなくなるように調整します。
・86の筐体に92のリフレクターを装着した
状態。
・どうでしょう?素晴らしい輝きですよね。あとは、シリコンゴムでレンズを筐体に接着するだけです。