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'02.8.25.AE86 VERSION UP

2002年 AE86フェスティバル IN 岡山TIサーキット

今年の目的は、コースを本格的に走ってみることです。
その為に、タイヤ+ホイールを専用に運んで来ました。
夏のボーナスをはたいて買ってもらったタイヤの効果が
発揮されたのでしょうか?それでは今年のRESULTSをば。


・今年も来ました、英田に。
・あいにくの天気と予想していましたが、AM6:00朝靄の中、晴天になりそうな雰囲気です。

・今回、こちらに来る前の燃調騒動でトラブルを起こしたディスビキャップには、しっかりとタイラップを噛まし、耐熱布同士の接触で溶けていたディスビキャップを保護すべく、キャップ側の耐熱布は外しておきました。

・しぃかぁーし、問題は即座に発生。
・今回、実は、186/65R15 DL D01Jのつもりが、ショップの手違いでどうしても手に入らず、仕方が無く、泣く泣く195、しかし、それもDLはやはりどうしようもなく、BS 540S TYPERになってしまった・・。
・さらに、手に入ったのが出発当日の昼(ショップで引き取り後、即、出発)で、そのまま高速へGOというあわただしさ。さらにあわてたお陰で、ジャッキを持ってくるのを忘れてしまい、広島の友人の車のジャッキをそのまま借りて来る羽目に(すまんね、ミコちゃん、来年の8月に返しに行くからね(^^;)
・で、結局、TIサーキットの当日走行前に初めて車両に当ててみたわけです。で、早速慣らしをとハンドルを切ると…うおおおおぉぉおお、なんという事でしょうかハンドルが±100度しか切れませんではないですか!  チュドーーーン、ドギャーン、グワワワーァーーンンンーーーと鳴り響く私の頭部の洞穴・・。
・外せるものは外そうと試みましたが、いかんせん、初めて装着した6.5JJ offset15のホイールに195はいかにも外出ししすぎたようで、タイヤとフェンダーライナーが当たっているのではなく、ボデーそのもの(ステメンまわり×ロッカーのフランジ)とタイヤが干渉しておりました。
・どうしようも無く、まさかDLルマンLMで走る訳にも行かず、このまま初回走行時間を迎えてしまいました。

・さて、その初回走行。最初の周はコースを覚えるためにもゆっくり走行しましたが、2周目・・。ちょっとペースを上げて第1コーナーに入って行くと盛大に当たってますなぁタイヤが(^^;
・「仕方が無いなぁ〜」などと思いながらウイリアムズコーナーに飛び込むとこれまた盛大にタイヤが・・・。
・さらにその干渉音は続き、アトウッドコーナーに突入するや、あまりの干渉の酷さに、ハンドルが左に相当に取られ、クリップが車1台分勝手に外にでちゃう。
・さらに、リボルバーコーナーでは、なにやら右のホイールハウスのあたりからモノがちぎれて飛んで行く音が・・。
・レッドマンコーナー、最終コーナーとほぼ全コーナーで当たるわ当たるわ・・。バックミラーで、なんか黒い小さな破片を巻き上げて走っている感じ、それはそこら中で干渉している私のタイヤのトレッドではないのか?細君にド叱られて買ったおニューのタイヤがたった数周の走行で全部削れて亡くなってしまうのか?
・長く暇なホームストレッチやバックストレッチで、トレッドが無残に削れ、飛んで無くなったブロックの下からスティールベルトが覗いているという恐ろしい光景が脳裏に浮かんでは消え、浮かんでは消え・・。
・そうこうしているうちに4週目に突入。だんだん麻痺してきた私は、もうどうなっても良いので、このまま一度第1コーナーからアトウッドまで全開で行ってやれという悪魔のささやきに負け・・・。特に干渉でウイリアムズコーナーのアプローチでFRが外へ逃げまくるので、なにくそっと、ややオーバースピードで突っ込んで(干渉でハンドルを切って新入するだけで自動旋回制動になっっちゃう)みたところ、おっとっとっとカウンター状態に。すると、なんちゅうことでしょうか、カウンターを当てたところでハンドルが反対側で軽くロックしてしまいました。「ウゲゲゲゲ」と声を上げながらふらふらになってS字方面へ脱出、相当に肝を冷やしました。

・その後、ますます干渉の度合いがまし、5周目頃からはどうもタイヤのブロックがちぎれた為か、各コーナー手前でのブレ-キング時に、相当酷いブレーキ振動が出るようになってきました。
・「これはいよいよタイヤが終わった・・」もはや脳裏にはスティールベルトがトレッドの外側から1/4以上丸見えになっている、哀れな540Sの光景で一杯になっていました。
・で、初回走行終了になって、PIT IN、恐る恐るタイヤを見てみると・・。なんじゃこりゃ!トレッドが削れているどころか、Sタイヤなのに、スリックタイヤになっているでは!
・トレッドゴムがちぎれているのではなく、前走の本格レースで装着されている本当のスリックタイヤのゴムが、タイヤ干渉でかなりコースの通常走行以外のコースを走って後続に道を開けたので、全部拾ってきたようだった。
・ウーム、これがブレーキ振動の原因か…。仕方なく次の走行までの空いた時間は全てドライバーでまとわりついたトレッドゴムのかすをひたすら削り取っていました。
・なんとか溝だけは出して、さらに3mm以上堆積したゴムかすを取り、と思うものの、当日は酷暑、もう暑くて死ぬからあきらめた状態が上と左の写真。およそ2Lのお茶を消費しました(^^;

・当日、現地で知り合いになったTさん。
・ピット作業が隣同士だったので、互いにはじめてなので、計測装置は何処に付けるの?ナンバープレート2枚は何処に付けると?とうろうろ聞いていました。
・ノーマル86で、大阪から一人で見えたそうです。今回の走行会への出場は、TIに来た朝に受け付けで申し込んだそうです(^^;

・走行後、借り物のジャッキでタイヤ交換をしている私。
・今回は、結局、暑い中、タイヤを壊しに来たようなものでした。
・第2回目の走行では、外から外せる泥除け、フェンダーライナーのボルトなどは可能な限り外して行きましたが、そもそも、削れるところはかなり削れ、ボルト類も、車両右側では干渉するとボルトを緩める方向に当たるので、2本は勝手に取れて飛んで行ってしまっていました。後続車の方のウインドシールドに当たって割れたりしなくて良かったです(コーナーで無いと干渉しないので良かった)。

・で、操舵時の干渉はロックまではいかなくなったのですが、結局、制動を詰めて行くと、結局フェンダー内干渉が酷く、タイヤかすの取り切れていない為か(これが後でもっと根本的な原因があることが判る)、酷いブレーキ振動となってしまいました。これだけ酷い振動ですと、キャリパピストンのオイルシールが、液側にエアを噛んでしまい、徐々にブレーキペダルが奥に入ってしまって効きが悪化してきました。振動そのもののレベルも酷く、全然ブレーキで詰められなくなり、第1コーナーからウイリアムズコーナーまでほとんどインベタで走れるほど、各コーナーも相当手前でブレ-キング終了という体たらくになってしまいました・・(左の写真で、最後の車がややアウト側を走行していますが、ここをインベタで走っている状況)。

・この第1コーナーでインに付いている車がありますが、ここからずーっとほぼインに付きっぱなしで回れる。寂しい(^^;


1回目走行タイム記録

2回目走行タイム記録

・走行終了後、ガレージセール会場にあった、TAKA8さんのレビン。相変わらず美しいですなー。
・今回は、挨拶する暇もなく、撤収でした。

・これも有名な?とあるショップが復元したブラックリミテッドのトレノ。エンジン、ボデー、内装すべてオリジナルを再現。
・T氏が言うには、総額500万掛かったそうです、恐ろしいことです。
・家の頭金に十分充足しますですはい。

・さて、後日談(と言ってもその日のうち、ですが)。
・実は、明日の会社出勤を睨み、今年は少し早めに帰ることにしたのですが、TAGUさんにも会えないので、TIのご近所にいらっしゃるノブさんちを訪ねました。
・夜まで話し込んで、さんざんぱらお土産を頂き、さあ、帰ろうかなと思ったのですが、例のブレーキ振動の話で、ノブさんが心配をしてくださり、アクスルベアリングを調べてみることになりました。
・結果、がたがた。あまりに酷いがたがたなので、手持ちのアウター側だけ交換することにしました。
・そういえば、2回目のウイリアムズコーナーで、なんかハンドル舵角一定で回っているのに、FRがよれるような動きを連発し、車がダイアゴナル(対角線状)にロールをしたんですが、例のタイヤ干渉だと思っていたのが、実はこれだったんですね。
・さらに、例の大ブレーキ振動も、そもそもここががたがただったので、パッドがローターを変形させてしまったのでしょうか。
・結局、インナーは交換できず、そのまま帰宅の途に付きました。やや良くなったと思ったブレーキ振動も、高速にあがるとやはり相当なものでしたが、なんとか400Kmを走行し、無事名古屋に戻って来ることが出来ました。ノブさん、本当にご迷惑をお掛けしました、助かりました!


本当の後日談


最後の後日談


・おお、これは削れたトレッドゴムがバンパーステーに引っかかったまま残っているではないの。

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