私のFISCO本サーキット考
1.FISCO本サーキット
2005年5月16日、今年初めてお休みを取って、新装開店した
FISCO本コースに出かけて来ました。天気は快晴、爽やか。
さすがに、出来たばかりで、まばゆいばかりのメインスタンド。
2.FISCO本コースの走り方
豪華プレスルームでコース紹介をしているのは、
JTCCクラシックカーレース部門で、昨年優勝した
牧田さんですが、清水和夫さんが似てきたなぁ。
・なんと言っても、ここの特徴は、世界最長の
1500mのメインストレート。又、コースの平滑度は±1mm以内になっているそうでウルトラフラット。制動力の効きもすばらしいです。
・そのメインストリートですが、私の86で200Km/hrからのブレーキングになります。第1コーナーへは若干の下りで進入していき、そのまま75Rを
過ぎるまで下り勾配だと思いました。ここのエスケープゾーンはグラベルはフェンスの間際から始まり、そこまでは芝生のような路面で、若干のコースアウトで
は、復帰できそうな感じでした(そのエスケープゾーンですが、1コーナー手前で205Km/hr出したときは、リヤ側のタイヤが半分出てました)。ブレー
キングは、86は軽いので、13"ノーマルブレーキ(PADは今回はProjμチタン)でも150m手前からで十分間に合います。1500mあるので、
210Km/hr程度は出るかと思いましたが、最終コーナーの脱出速度が上がらないためか、期待値に到達は出来ませんでした。
・では、以下、上記の牧田さんの紹介内容も参考に、あまり役に立つとは思えませんが、私なりのコースの感想を書いておきます。
・第1コーナーの27Rは、見た目より広く、5th→4th→3rdまでトーヒルで落とし、ブレーキングを残して鼻をインに付け、加速しながら75Rを大
きく弧を描くイメージで全開加速し、4速にシフトアップします。この第1コーナーを2ndで回る(ことが出来る速度まで落とす)と、遅すぎるのだそうで、
実際に走ってみても、2ndに落とそうという気には全くなりませんでした。岡山Ti(国際)では、結構ゆるいところでも2nd、3rd悩むことが多いので
すが、不思議です。下っているからでしょうかね?
・4速から3rdに落として80Rに進入しますが、クリアするには車速がのっているせいもありますが、結構、リヤのせり出しに気を使いました。例の牧田さ
ん曰く、ここは、最小舵角で、大きなコーナーのつもりで舵を当てて加速ではらんでいくのを見越したラインで抜けていくと速いのだそうです。が、実際に走り
ますと、結構車両のヨー方向の挙動に気を使う飛び込みになります。
・続く178Rは3rdフル加速でINから2mほど離れたラインを辿るようにします。86は軽いので、アウトインアウトを行うことはあまり必要性を感じ
ず、後半アクセルオフで前輪に荷重を掛けるだけで頂点に向かって舵はどんどん効きます。このあたり、やはり高速サーキットと思ってしまいました。そこから
95Rの入り口まで、また3rd全開、今回は4thに上げた場合と3rdのままと双方試しましたが、8500rpmをリミットにしていたので、3rdのま
まで抜けた方が速いかな、という印象でした(当日はラップ計測なかったので真実は不明)。
・95Rの進入で、再度3rdのままアクセルオフし、27Rヘアピンに向かって鼻を向けると3rdのまま全開。
・27Rヘアピンにはアウトインアウトで、クリップを特に遠くに取るように意識して入ります。ここでも、今回は一回も2ndには落とすことなく、3rdの
ままで行ったったと思います。次の165Rの途中から120Rは、ややインから離れて230Rのクリップを取れるように、ヘアピンの出口から165Rをあ
まり外にはらまないように意識しました。シケイン入り口の15Rまでは230Rのクリップから一直線に4速で加速します。ほとんど4速振り切りる勢いで車
速はのりますので、170Km/hr程度出ます。そこから3rd→2ndまでトーヒルで落とし、15Rは登坂になるので加速旋回です。クリップをなるべく
奥に取り、次の20Rでアンダーを出さないラインを取ります。15Rの進入で外に出てしまうと、20Rは手アンダーで曲がり、60Rに向かっての加速が遅
くなってしまいます。
・次の60Rから3速全開加速しつつ、アクセルオフブレーキチョン踏み程度で45Rに進入します。45Rは一見バンク風で、次の85Rからヘアピンに向
かっての旋回制動に備えて、クリップを奥目にインに付きすぎずに行ったほうがよさそうな感じでした。
・次の25Rが、結局、そこまでのアプローチのまずさから来るのでしょうが、なかなか思うようなコース取りが出来ませんでした。3rdで回っていますが、
思い切っていくと、驚くほどアウトにはらんでしまいます。少し控えて回ると、車速は全然のりません。次の最終コーナー含めて、さっぱり良いラインの取り方
が出来なかったところです。
・最終コーナー30Rですが、複合コーナーで、イメージ的には出口に向かってきつくなっている印象。結果的に、33Rの進入途中から制動して向きを変えて
進入しないと、加速状態のままでは抜けられません、コースアウトしちゃう。
・最終コーナーを脱出すると、あとはしばらくただひたすら加速するだけ。3rd→4th→5thまで、7500rpmでシフトアップ。1コーナー手前の
150mの看板から制動、1コーナーへの旋回制動侵入の為、思ったより強いブレーキを踏んでなかったような気がします、今回は慣れてなかったですし・・。
制動開始は5thで7000rpm+αでした。
3.行ってきました
・16日のAM4:00に名古屋を出発、
AM7:00前にゲートに到着、しばし休息。
・ゲートオープンがAM7:30でした。爽やな天候で快晴、絶好のサーキット日和でした。
・ピットの横には、富士山が。
・ハセさんのSuper
7です。7の運動性能は恐ろしいもので、80Rからヘアピンまでの走りを後ろから見てましたが、まるで水すましのように箱車を縦横無尽にスラロームして抜
いていきますもの。
・でも、ギヤ比の関係と空力の悪さからか、ストレートエンドで200Km/hrは出ないそうです。
・しかし、恐ろしいほどのコーナリングスピードで、なんか別の次元ですね。ストレートで速い、ポルシェターボ、スバルインプレッサなども恐ろしい加速です
が、コーナーでは、7の凄さが光ります。
・おまけでもう一枚。
・美しいですなぁ。
・ここは、メインスタンドのピットから見た、
95Rから27Rヘアピン、160R、120Rへと続くあたりです。
・27Rが2ndではなく3rdで回るのがわかってもらえそうなアングルではないでしょうか?
・やはりクリップを奥に取り、160Rをあまり外に出図に120Rの奥目掛けて出て行くようにラインをイメージします。なかなかその通りに走りませんけど
ね・・。
・プレスルームから見たグランドスタンドの北
側方面。
・約20年振りに走ったFISCOです。そのメインストレート、当時の86に較べて速いはずの私の車でしたが、考えて見たら周りの車は、それ以上に速い車
ばかりになっていましたので、やっぱり20Km/hr以上の高速で抜かれて行きますなぁ。
・感慨深かったのはAE111より、ストレートでもこっちの方が約2Km/hrほど速かったことでしょうかね。あと、ストレートでは全く手も足も出ないイ
ンプレッサですが、80Rから178Rでは差が詰まり、90Rまでは対した差が付かないことには驚きました(27Rのヘアピン過ぎると話になりません。
・あと、ポルシェターボ、恐ろしいパワーですねー、どこでも速いです。一度は中古でもいいので乗って見たい車ですね(エアコンは効かないようですが)。
・今回のショップ走行会の参加車両の面々。お
よそ50台弱での1時間の走行でした。
・費用20000円で、入場料JAF会員で900円。それでタイム計測無しは、少し儲け主義に走りすぎでは?という感じでした。
・本コースのサーキットライセンスを取得すると、\600/hrなので、いつか磁気ラップ計測装置含めて取得したいものです。
・しかし、コース全般の面白さでは、岡山Ti (国際)サーキットの方が、86としては面白いですね。遠いのが問題なんですが。
・併設されている、トヨタのドライバーレッス
ン場モビリオの風景です。
・なにやら、バンクに一杯車が停まってました。何をしているのかな?
→ハセさんの情報では、これは訓練の一環だそうで、30degのバンクで、「はい停ま
ってー」、って言ってシートから身体がずり落ちると、ほらあんたのはドライビングポジションがなってないねぇ、と怒られるんだそうです。
もっと奥に座れと。